@article{oai:rku.repo.nii.ac.jp:00007309, author = {小川, 健一朗}, issue = {1}, journal = {流通経済大学流通情報学部紀要, Journal of the Faculty of Distribution and Logistics Systems, Ryutsu Keizai University}, month = {Oct}, note = {P(論文), 近年,量子コンピュータの台頭により,その基本原理である量子力学の不思議な性質に注目が集まっている。特に“状態の重ね合わせ”や“量子エンタングルメント”は物理的対象の“観測”に関わる性質であり,物理学の基盤である観測行為を深く理解するために格好の研究対象である。観測について考察するためには,古典力学と量子力学とを同一の枠組みで扱うための数学的定式化が必要となる。それが代数的定式化であるが,一般にはあまり知られていない。そこで本論文では,物理量観測の代数的定式化の解説を通して,物理的対象を観測するとはどういうことなのかについて考察する。その結果,観測者と観測対象とは双対関係にあり,両者の相互観測行為によって観測対象の状態と物理量の観測値が生成する可能性が示唆される。このことは,物理的観測に対する従来の素朴な理解に再考を迫るものであり,今後さらなる研究を必要とする。}, pages = {21--58}, title = {相互観測行為としての物理量観測の代数的定式化 (論文名のみ掲載)}, volume = {26}, year = {2021}, yomi = {オガワ, ケンイチロウ} }